観戦日記第8章「最後まであきらめないで」
福岡最高ば〜い!(By J. Zuleta)

2004年9月5日 大阪ドーム  大阪近鉄【先発:バーン】VS福岡ダイエー【先発:倉野】

今季、大阪ドームでの近鉄・ダイエー最終戦。
前々から誘われていて、スケジュールの都合もついたので行くことにしました。

日本橋で私用を済ませた後、恵美須町→新今宮→大正と半ば強引なルートで待ち合わせ相手と合流します。
外野自由席だったのですが、時既に遅し、2階席しか開いていませんでした。
そう、この間宮地にクソミソ野次飛ばしてたオッサンのいた2階席です。

とりあえず、例によって昼飯のカレーを買って中へ。
2階席でも比較的フェンスに近い場所を押さえました。

スターティングラインナップも発表されました。以下の通りです。
ダイエー 大阪近鉄
6 川ア 8 大村
9 宮地 4 水口
4 井口 9 礒部
3 松中 3 北川
2 城島 DH バーンズ
DH ズレータ 5 星野
8 柴原 6 阿部
5 本間 2 藤井
7 出口 7 下山
倉野 バーン

前日、予告先発をネットで調べたら「倉野VSバーン」と出て、「相変わらず中途半端なピッチャー同士だな…」と思ってしまったのは私です。もっと和田とか、新垣とかその辺のごっついのが出てくれないのかな?(後日談:結局倉野が先発登板した試合は7試合あったそうなのですが、全部負けナシだったようです。)

試合開始。
1回表、ホークスは3人で攻撃終了。
1回裏、
いきなり本間のエラーで大村が出塁します。

水口にしっかり送りバントを決められ、礒部は討ち取った物の…


↑先発投手・倉野(左)と初っ端からエラーしよった本間ちゃん(右)


アテネでガラス踏んづけよったノリに代わって4番を張る、
奇跡を呼び込む男・北川博敏に
2ランを浴びる。



対するホークス、バーンの前に全く手も足も出ません。
4回まで、ほぼパーフェクトに抑えられました。
そしてまた3ウラにも点を取られ、たまらず尾花さんも王さんも出てきた。

「あぁ、こりゃ、私の負けパターンの1つ、"リードされてそのまま逃げ切られる"って方だな…」と思っていました。
それに追い討ちをかける一声。


↑この写真を撮っている最中にウグイスコール。




ホークスのピッチャー、倉野に代わりまして、
が入ります」



「まぁつぅぅ〜〜〜〜〜!?」
思わずカメラ構えながら叫んでしまいましたよ。ええ。


ライトスタンドではバファローズ名物・タオルマフラー応援が行われています。



しっかり犠牲フライを打たれました。
結局松はこの1アウトだけとって降板。




続いてウグイスコール。誰が出るのか、佐藤誠か、まさか山田が出るわけなし…と思いながら、



ホークスのピッチャー、松に代わりまして、
星野が入ります」


だったら「先発・星野」でいけよ!
…と思ったのは私だけではないはず。



しかしこの頃からバーンが息切れし始めました。
徐々にランナーが出るようになります。

途中でピッチャーは吉田に変わりました。

そして6回表、
満塁のチャンスで信彦がきっちり犠牲フライを決め、川アホームイン。
しかし後続の城島以降、繋げず1点どまり。

6回裏。
私はいつも風船を膨らませるのは2アウトからと決めています。
その時、1アウトランナー2塁。

まだ時間がかかるな、と思って伸ばし続けていたら、


…宗リンが横っ飛びでライナーを取り、
ランナーが飛び出していた2塁に送球して一気にゲッツー。



…あわてて風船を膨らまし、「いざゆけ若鷹軍団」のテーマが終わると共に、一気に飛ばします。
この回も結局1点どまり。しかし徐々に光は見えてきていました。


が、英雄・礒部公一のソロホームランで再び突き放される。


8表、最初のバッターは宮地でした。
しかしそこでウグイスコール1発。
「2番、宮地に代わりまして、荒金
バッターは、荒金  背番号、51」



この間と同じパターンです。
するとどうでしょう。


かきーーーーーーーん!!

…これで荒金今季3発。そのうち2発は私が見ている前で打ってくれました。
今後、大阪ドームでの荒金の活躍にちと期待。

全てはこれが始まりでした。
井口は討ち取られた物の、続く信彦がまたホームランで一気に追い上げる。

そしてさらにチャンスが続く中、バッターは出口。
怪我で離脱したバルデスの代わりにレフトを守っていました。


…出ました逆転打。

結局打者一巡の猛攻でこの回一挙4点をもぎ取ります。


…しかしこれからだよ。
昨日、三瀬は2イニング登板している。
私のもう1つの負けパターン、「9回まではリードしているのにそこで逆転されて負けた」の危機。
万全を期した裏・投手リレーが繰り広げられます。

まず8回裏は佐藤誠。
何とか0点で切り抜けます。

そして9回裏は吉武真太郎。
その昔、当時西武の4番をはっていた鈴木健に優勝決定サヨナラ弾を浴び涙した男です。

オマケとして久々に復帰した鳥越も載せておきますね。

英雄・礒部公一にデッドボールを浴びせるなど不安定投球。
結果、2死1塁2塁のある意味大ピンチ。

ここでバッターはラリー・バーンズ。
マリオほどホームランの怖さはありませんが、中距離ヒッターで6月には大活躍している、ある意味怖いバッター。
ちょっとヒットが出れば、一気に同点に追いつかれること間違いナシです。

ライトスタンドからはチャンステーマがこだまします。
「♪負けるか〜 言わすぞ〜 お〜と〜こ〜の〜ちから〜
い〜ま〜も〜え〜あ〜がる〜 く〜れないの〜炎よ〜
た〜かく燃え上がれ熱く〜…

ラリー、根性見せたれ!




…どうにか内野ゴロに打ち取り、ヒヤヒヤながら試合終了。
…ようやくで勝利しました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ダイエー 0 0 0 0 0 1 1 4 0 6
大阪近鉄 2 0 1 0 1 0 1 0 0 5
バーン→吉田→【負】吉川→福盛
倉野→松→【勝】星野→佐藤
【S】吉武

【ホームラン】
荒金ソロ、松中ソロ
北川ツーラン、礒部ソロ


大阪ドームの最終戦ということで、ホークスのメンバーがレフト席方向に向かって最後のご挨拶。
報道陣の前辺りで帽子とっているのが王監督です。たぶん。



試合後、ライトスタンドから南海ホークスのテーマが流れたり、レフトスタンドから「合併反対バファローズ!」と
聞こえたり、お互いにエール交換がなされました。殆ど空っぽになった球場の観客席の中で、両翼スタンドだけが、
最後まで残り続け、お互いに「合併反対」コールを繰り返していました。
この当時、ダイエーも合併のうわさが取りざたされていていました。
このエール交換には、「来年もこの『大阪近鉄バファローズVS福岡ダイエーホークス』の試合を見たい」
という思いがあったはずです。
…しかし残念なことに大阪近鉄はオリックスとの合併が正式に決定し、福岡ダイエーも球団売却が濃厚になり、
来年以降、「大阪近鉄バファローズVS福岡ダイエーホークス」のカードは2度と実現しなくなってしまいました。

今回の一連の騒動は、このレポをまとめている2004年11月現在、東北楽天ゴールデンイーグルスの誕生などもあり、徐々に収束の方向に向かっていますが、今度は西武・ダイエーを中心とした新たな問題が発生しようとしています。

2003年は、いい意味で、様々なドラマが生まれた1年でした。
2004年は、激動の、シナリオの存在しないドラマが非常に多く生まれた1年でした。




この「球界再編」の流れが、選手会の皆さんが思うとおり、「10年後、20年後に後悔しないようにしたい」ために、そして、実際に10年後に、「あの時、こうなっててよかった…」と心から喜べますように…
2004年11月11日 元・日吉の住民
※野球観戦レポは今回のアップを以てリニューアル前の更新は最後とさせていただきます。
リニューアル後には、近畿圏以外の各地の球場でのレポも取り揃えて行きたいと思っておりますのでご期待ください。



↑どんぐり三人衆(?)  左:本間  中:吉武  右:Exit出口


オマケ写真:倉野VSバーンズ

戻る