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| 2004年7月18日 大阪ドーム 大阪近鉄【先発:高村】VS福岡ダイエー【先発:グーリン】 |
| 2004年6月中旬、突然近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブが合併を発表した。それから1ヶ月近く経ったある日、私はその周辺数日溜まっていたストレス解消とこの反対運動に少しでも参加するべく、「初めて」球場へ一人向かうことになった。この日、上本町に用事のあった私は、谷九→谷六→大阪ドーム前と地下鉄を乗り継ぎ、これまた初めて、大阪ドーム前千代崎駅で降りることとなった。 地下鉄の出口を出て、ショッピングモールを抜けたところで、ファンによる合併反対の署名運動が行われていた。早速私もサインする。とりあえずチケットも当日券を確保すべく、チケ売り場に向かった。購入後、下の階にある通称「グリンドムモール」をぶらついてみる。 再び地下鉄駅方向を見ると、どこからかバファローズのユニを着た3選手がやってきた。川尻・益田・鷹野の3人だった。 この頃バファローズの選手がやっていた「選手が出てくる署名運動」であった。 さっきやったばっかなのだが、こっちにも書こうと思って川尻の列に並ぶ。他の2人のところに比べて、やはり川尻の列に並ぶファンは多い。さすが関西人… そのうちに、規定時間の20分間が経過したらしく、運動員の人から… 「申し訳ありませーん!選手の方々はそろそろ練習に入らなければならないんでそろそろ終了ということに…」 「川尻はえーやろ!」(注:ファンの声) …説明します。この前日のダイエー戦に、川尻投手は先発しています。つまりこの日、登板予定はゼロに等しい状態です。そこで川尻投手自身も自ら「続投」を行ってくれました。しかし途中からいつの間にかサイン無しの握手会に変化していました。私もドラちゃん相手にノーヒットノーランを実現したその右手で握り締めてもらいましたよ。 ![]() さてこの日、私は正直、近鉄でもダイエーでも、どっちの応援でもよかったわけだったんですが、どっちかに決めたかったので、予告先発を見て決めることにしました。そして朝の新聞で予告先発を見ると… 大阪近鉄: ダイエー:グーリン … なんなんだこの微妙さ加減は。 まぁ岩隈とかパウエルとか出してきたら近鉄へ、和田とか新垣とか出してきたらダイエーへ行こうと思ってたんですよ。 微妙すぎてどうしようもない。 …この瞬間、乱打戦を予想したので、それに強そうなダイエーを選びました。 (後日談:次の日の新聞を見ると、この日まで近鉄はグーリンを打ちあぐねていたそうですが…) この日は内野自由席を購入。メシも買って中に入ります。そこで選んだ場所はレフトのポール際。 打撃練習中もファウルボールがボコボコ飛んで来て、うかうかメシも食っていられないような状態でしたけどね… このとき、応援グッズは一切持っていません。というか今日は必要ないと思ったのです。 スターティングラインナップも発表されました。以下の通りです。
ライトスタンドには、合併反対の横断幕が山ほど用意されています。そして各ファンも各自でプラカードを作成するなどして合併反対を唱えていました。この日のために、一応私も白い紙に「合併反対」「セパあってのプロ野球」などと書いた紙を透明なクリアファイルに挟んで持ってきていましたけどね。 ![]() そうこうしているうちに、試合開始です。 ![]() ↑先発のグーリン この人がピリッとしません。 初回から点を入れられます。 一方の高村、ランナーは時々出す物の、後続がことごとく絶たれます。 井口から順に、選手が打席に立ちます。 それと共に、どっかからオッサンの怒鳴り声が聞こえてきます。 そんな中、宮地の打席。 「オラァ、宮地ぃー!おまえ、西武クビになってダイエーに拾われといて、ここで打たなあかんぞおらーーーー!」 声の主は、2階席スタンドに座っていたオッサンでした。他の選手にも似たようなこと言ってましたが、特に宮地が耳に付いたのでここでとりあげてみました。まぁ私たち1階席の観客からも注目の的ですわ。 ところで、ポール際に座った私、すぐ側はレフト外野スタンドです。そこではダイエー応援団が陣取っています。有名な「メガホンダンス」も、一糸乱れず続いています。 そして何よりビックリしたのが、指揮をとる人がラウドスピーカーを使っていること。 例えばこんな感じ。 「はーーーい、大きな声でもう一度行きましょー! はい、ね〜ばれ、ね〜ばれ、の〜ぶひこ!」 ![]() 0-3で迎えた3回表。 この三冠王・信彦様がツーランを打ってくれます。このほかにも長短打を絡め、一気に5点を奪って逆転、高村をマウンドから引き摺り下ろしました。まだチャンスは続いていましたが、この2番手・有銘(ありめ)に押さえ込まれました。 このときにグッズの必要性を感じ、入口付近にあった売店で小さいメガホンとジェット風船を購入(笑) しかし4ウラには、阿部真宏にソロホームランを打たれるなどして、グーリンも5失点でマウンドを降ります。 そして6表くらいでしたか。 ウグイスコールでこうかかりました。 「バファローズのピッチャー、 有銘に代わりまして、カラスコが入ります」 その瞬間、何故か先述のホークス応援団から拍手が沸き起こりました。 まるで甲子園で「ヂャイアンツのピッチャー、○○に代わりまして、河原」のコールがかかるくらいに沸きました。 …結局、カラスコは自責ゼロぢゃなかったっけ? そんな中、さっきオッサンにやじられた↓の人の好プレーが飛び出します。 ![]() フェンス直撃の打球を、ジャンピングキャッチ。直後にうずくまって、トレーナーも飛び出しましたがまぁ問題は無かったようです。それでもこの5-5の均衡を破ることをしたかったのでしょうか、この後、宮地の打順で王監督は代打に荒金を送りました。 かきーーーーーーーーん!! 荒金のホームランでさらに1点を加えました。 終盤、何度も何度も好機はありました。 ホークスからチャンステーマも何度も流れました。 しかし結局あと1本が出ませんでした。 8ウラには、山田を送り込み、盤石の投手リレーに乗り出したようです。 しかし2アウト(水口の打席…だったかな)から突然、 「ホークスのピッチャー、 山田に代わりまして、三瀬が入ります」 …えらい早い投入やな、と思いましたがまぁいいだろうと思ってました。 9表、またもランナーは出す物の、矢野の投球に抑えられます。 9ウラは礒部からの打順。 しかしいきなりノーアウトでこの礒部を出塁させてしまいます。 続くバッターは… 「スパイ大作戦」をテーマ曲に打席に現れた、中村紀洋。 開幕第2戦で、日ハム・建山から4点差をひっくり返し、サヨナラ決勝打を打った男です。なんか嫌な予感… ライスタからはあのマイナーキー多用のチャンステーマがこだまします。 かきーーーーーーーーん!! ライトスタンドのボルテージが最高潮に達した瞬間でした。 一気に同点に追いつかれました。 マリオを討ち取り、奇跡を呼び込む男・北川博敏も討ち取り、何とか2アウトまでこぎつけます。 延長戦に持ち込んで、「3年前の柴原の奇跡」のようなことを願うばかりです。 続くバッターは、梨田監督が今年一番目をつけた、ポスト・ローズの期待名高い大西。 正直、「かっとばせー、大西、ダイエー倒せ〜、オゥ!」って聞いてると、中日の大西みたいに聞こえてきます。 ![]() かきーーーーーーーーん!! ライト側からは溢れんばかりの歓声が、レフト側からは溢れんばかりの悲鳴が聞こえました。
ホームに戻ってきた大西、ナインにもみくちゃにされます。 サヨナラゲームの観戦は初めてでした。 私はその瞬間に球場を後にしたのですが、モニターを見るとヒーローインタビューには、やはりノリと大西が呼ばれていたようです。そしてライトスタンドからは、試合終了後も「合併反対、バファローズ!」と何度も叫んでいたようです。 私の見てきた試合ってのは、なんかいつも9回が怖いのです。 何せ初観戦で、大塚晶文が3点差を守りきれず延長戦に持ち込まれ、10表に前川が柴原に決勝ソロ打たれました。 そして今年初観戦も、安藤が緒方・嶋の連続ツーベースで1点差を守りきれずに集中打を喰らい炎上しました。 そして今年初勝利の試合も、リガンが無死満塁のピンチを招きました。 それ以来、私はこの状態を「魔の9回症候群」と呼んでいます。 サンデースポーツによると、三瀬の敗因としてオールスターも含む登板過多による疲れを指摘していました。 しかしこのサヨナラ勝ち、三瀬の登板過多などと言っている関係ではなさそうです。 この前夜と前々夜、オリックスがサヨナラ勝ちしています。 私はこのサヨナラ勝ちには何か因縁でもあるのでは…?と感じて止まないのです。 合併反対を叫ぶファンに応える。それだけでは語りきれない、ナインによる何かの力が作用しているのは確かなのです。 ![]() ![]() ![]() 【オマケ写真】左:見納めバルデス 中:川ア宗リン 右:苦労人・本間満 |
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